オーストラリアで医師免許を取得するには?概要編

こんにちは☀️メルボルンは今週から突然暑くなりました〜今朝はYoshiと一緒に10kmランに参加してきましたが、太陽に向かって走るのがとにかくしんどかったです(笑)さて、今日はオーストラリアで医師免許の取得を考えている方向けに、Marieの経験をお話ししたいと思います!

医師免許の種類にもいろいろ

オーストラリアで医師になりたい!と考える方が必ず直面するのが、その道 (Pathway) の複雑さ。一概に「オーストラリアの医師免許」と言っても、実は種類や取得方法が数種類あります。短期留学なのか、専門研修やその後のキャリアまでオーストラリアで積みたいのか。日本で専門医を取得済かそうでないか。様々な要素で、取得できる免許の種類と免許取得の道が変わってきます。

ここではあくまでMarieの経験に基づいて、Standard Pathwayで医師になる方法をお話しします!詳しい内容やその他のPathwayに関しては Australian Medical Council (AMC)のウェブサイトに載っていますので、気になる方はぜひみてみてください。

Standard Pathway の対象になる人

さて、Standard Pathwayというのはその名の通りオーストラリアで医師免許を取得するときの「最も一般的な道」です。超簡単に言うと、オーストラリア国内医学部卒業生 (AMG) と同様の能力があることを証明するかたちで、外国医学部卒業生 (IMG) が取得できる免許です。

ですので、専門医を取得していない人、さらには初期研修を修了していない人でも、認定医学部を卒業している限り乗ることができるPathwayです 。※初期研修を修了していないと、就職など違う側面で支障は出てきます。

医師免許の種類にも複数あると書きましたが、Standard Pathwayで最終的に取得できる免許は General Registration という免許です。これまた名前の通り「総合的な免許」で、理論上は後期研修やアルバイトなどがAMGとほぼ変わりなくできるようになります。※診療科によってはIMGには難しい科などあるので「理論上は」と記載しています。

具体的な方法

このStandard Pathwayに乗りGeneral Registrationを取得するには、3つの項目をクリアする必要があります。

1. コンピューター上の試験 (AMC MCQ CAT)
2. 医療面接の試験 (AMC Clinical Exam) 、または職場でのアセスメント (Work Based Assessment/WBA)
3. 就職してから必須ローテーションの修了、かつ一年以上の研修

このシステム自体は全く難しくありませんね。日本でも国家試験に合格し、OSCEのような医療面接を大学ごとに受験して、初期研修を二年間するのが一般的ですので、かなり似た工程です。1が修了しないと2のステップには進めませんが、2と3の順番にルールはありません。また、1が修了しないと3には進めません。

追記ですが、オーストラリアの医学部には国家試験というものがありません。上記のAMCの試験は、外国人医師IMGのための試験です 。日本語訳するなら「外国人医師認定試験」みたいな感じでしょうか。

 

次回は、それぞれのステップに関して簡単にお話ししたいと思います!読んでくださりありがとうございました⭐️

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